エクステリアは外壁から始まるインテリア部分を除いたすべての部分を指し、塀や植栽・アプローチ・ガーデンなどを例に挙げることができます。
なぜなら、エクステリアにはデザインの面だけではなく、防犯面についても効果が期待できるからです。塀で囲われた閉塞的な家では、泥棒も入りやすくなり、何かあった場合近所の人に知らせることもできません。
それに対して、解放感のあるエクステリアならば逆に防犯性が高まります。そのため、デザインを考えるときは、見た目だけでなく防犯面なども意識しながら考えるようにしましょう。
エクステリアのデザインを考えるうえで、まずゾーニングを考えると良いでしょう。 ゾーニングとは、アプローチ・植栽・ガレージの位置など計画する上で、それらの位置や広さを大まかに決めていくこと。
敷地の形・面積・隣地との道路の関係・高低差を踏まえてデザインを考える必要があります。
・駐車場・アプローチ・前庭
門から玄関までは狭い空間ですが、家の顔となる大事な部分です。狭い場合でも、アプローチや植栽、動線の取り方を工夫するなどして奥行ある空間に変えることができます。
・サービスヤード
キッチン・浴室などに面している庭。一般的に、物置やごみ置き場に使われることが多いです。歩きやすく、汚れにくく、湿気のたまらない工夫を凝らすことが必要となります。
・主庭・中庭
部屋に面したメインの庭。家族のニーズに合ったプランを立てることになります。面している部屋の趣に合ったデザインが良いでしょう。 中庭は小さな空間なので、シンプルですっきりとまとめることが基本となります。
・側庭(路地)
各庭を結ぶ通路。路地庭とも呼ばれます。実用的なデザインとしては、歩きやすいようコンクリート舗装が良いでしょう。そこに玉石敷・飛び石・植栽を入れてみると、素敵な空間に変えることができます。
・数段の階段とスロープが交差、シチュエーション別に使い分けのできる機能的な外構。門扉の位置に工夫を凝らし、外観が重々しくならずにすっきりした印象になります。壁にガラスブロックを取り付けると、オシャレなポイントに。
・門の前に花壇を作ると、外構に柔らかさがプラスされます。
このように、庭・門などの外構(構造物)を組み合わせながらデザインし、魅力的なエクステリアを演出してみましょう。