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ウッドデッキ 選び方

【DIYガイド】ウッドデッキ屋根後付けのメリット・デメリットと素材選び

2023/01/18 キロ

ウッドデッキに屋根を付けるメリット・デメリットとDIYのポイントを解説


家族との団らんやレジャーの代わりとして、改めて注目されているウッドデッキのあるガーデンライフ。

今そのデッキにテラス屋根を設置される方が増えています。

もしあなたがDIYでウッドデッキとテラス屋根を設置したいと思っているなら、柱の位置を考える必要があります。なぜ柱の位置なのでしょうか。


1.ウッドデッキに屋根を作るメリット

 

柱の位置を考える前に、まずウッドデッキに屋根を設置するメリットについて考えましょう。

最大のメリットは雨や紫外線、温度上昇を防ぐことができるということです。


特に雨や紫外線から受けるはウッドデッキの劣化を進めてしまう要因になります。

屋根を設置すれば、劣化を進めてしまう要因を防ぐことができるため、ウッドデッキを長くお使い頂くことができるのです。


また、雨の日でも関係なくウッドデッキで過ごすことができるため、お子様やペットの遊び場、ランドリースペースとして大活躍すること間違いなしです。

梅雨の時期に、家から出られず家族のストレスが溜まってしまう問題や、外出中に突然の雨でせっかくの洗濯物が濡れてしまう問題など、日常で困ってしまいがちな問題の、ウッドデッキに屋根を設置することで解決することができます。


ウッドデッキをより使いやすい物にしたい方や、せっかくのウッドデッキを長く有効活用したい方は、屋根の設置をおすすめします。



2.ウッドデッキに屋根を作るデメリット

 

ウッドデッキに屋根を設置する前に、デメリットについても考える必要があります。

屋根を設置する最大のデメリットは、日当たりが悪くなってしまう可能性があることです。


特に透過性の低い屋根はより一層に日当たりが悪くなってしまう恐れがあります。

冬の日に洗濯物の乾きが悪くなってしまったり、リビング内の日当たりにまで影響が出る可能性があるため、注意が必要です。


日当たりが悪くなることを避けたい方は、透過性の高い屋根や、透明な屋根素材をお選び頂くことを推奨します。

特に透明色に近い屋根素材は、採光性が高く紫外線をカットしつつも日光を取り入れることが出来るため非常におすすめです。



3.代表的なウッドデッキの屋根素材6タイプ

 

ウッドデッキの屋根と一口に言っても、その素材は数多くございます。

屋根の素材によって、メリットや特徴が大きく異なるため、屋根の設置をする前には屋根素材についてもお調べ頂くことを推奨します。


ここでは代表的なウッドデッキの屋根材の特徴を6タイプに分けて紹介します。


①ポリカ波板


「ポリカ波板」は衝撃性に強く、加工がしやすいことが特徴的なプラスチック素材である「ポリカ材」を波型に加工した屋根材です。

耐衝撃性能に優れているため、強度に関しては申し分ありません。


またカットなどの加工もしやすいため、DIYがしやすい素材とも言えます。


波板の形状はそれぞれに雨を流すための溝があるため、雨水を分散して流すことができることが特徴です。

DIYをお考えで、さらに強度もしっかりと確保したいという方には、おすすめな屋根素材となっております。


ちなみに「ポリカ波板」も「ポリカ平板」も同じ強度を誇りますが、近年ではスマートな平板形状が選ばれる傾向にあります。



②ポリカ平板


「ポリカ平板」は衝撃性に強く、加工がしやすいことが特徴的なプラスチック素材である「ポリカ材」を使用した屋根素材となっております。

耐衝撃性に優れており、強度や耐久性能が高いため、ウッドデッキと一緒に長く使いたいという方にはおすすめです。


カット加工がしやすいため、DIY向きの屋根素材でもあります。


平板形状でスマートな印象を受けるため、近年では人気が高く主流な素材となっております。

シャープなデザインの屋根を設置したいという方や、シンプルな屋根デザインをご希望の方には特におすすめとなっております。


屋根のカラーも多数用意がされており、熱線を遮断する商品もあるため屋根下の空間を快適にすることが可能です。

ウッドデッキをより快適な空間にしたいという方は、検討してみてはいかがでしょうか。



③オーニング


オーニングはテント生地を屋根材とする商品となっており、手軽に設置しながら日よけと雨よけができることが特徴です。


デザイン性にも優れており、おしゃれな雰囲気や空間を演出することができます。

特に洋風スタイルで敷地内を統一したいという方にはおすすめです。


また屋根部分の開閉を簡単に行うことができるため、晴れの日は屋根を閉じておき、雨天の日には雨よけとして屋根を出すという風に、臨機応変に対応が出来ることもメリットの一つとなっております。

実用性だけではなく、デザインや空間作りにもこだわりたいという方や、ウッドデッキの下でおしゃれなお茶会など優雅な時間を過ごしたいという方は、ウッドデッキの屋根にオーニングを選択してみてはいかがでしょうか。



④パーゴラ


パーゴラとはイタリア語で「ブドウ棚」を意味とする言葉であり、その名前の由来通り植物のツルを絡ませるガーデンアイテムでした。

現在は、そのパーゴラに天井カーテンを設置できる商品が主流となっており、おしゃれなお庭作りのガーデンアイテムとして人気です。


アルミや樹脂材を使用した木調デザインの商品が多数用意されており、お庭に木のぬくもりを演出することが可能です。

ウッドデッキのある生活をよりおしゃれにすることができ、優雅ながらも快適な空間をお求めの方にはおすすめとなっております。


天井カーテンは日よけや雨よけの役割を果たすため、実用性にも十分に優れています。



⑤サンシェード


ウッドデッキ上やリビングの日よけを手軽に設置したいという方には、サンシェードを選択して頂くことをおすすめします。

サンシェードは日よけの他に風通しにも優れていることが特徴です。


風通しが良い商品となっているため、室内やウッドデッキに熱気がこもる心配はございません。

またオーニング同様に開閉がお手軽にできるため、必要に応じてお使い頂けることも強みの一つです。


生地は多種多様な素材が用意されており、防水性に優れているものであれば多少の雨を防ぐことも可能です。

生地によっては表と裏で透過性が異なっているものも用意されています。

中からは外の様子が見えるが、外からは中の様子が見えないため、目隠しとしてお使い頂くことが可能です。



⑥サンルーム・テラス


ウッドデッキの屋根の中でも人気が高く、オーソドックスな商品として知られています。

人気が高い一番の理由は優れた実用性と、安心できる強度にあります。


サンルーム・テラス屋根には屋根素材として衝撃に強い「ポリカ材」が使用されているため、抜群の強度を誇ります。

屋根の素材やカラーによって採光性や熱線遮断機能を設定できるため、お使い頂く方の生活スタイルに合わせた仕様を選択頂くことが可能です。


紫外線や雨からウッドデッキを守ることができるため、ウッドデッキの劣化を抑えることができるのもメリットの一つです。

外の環境からウッドデッキを守りつつ、ウッドデッキをより快適にお使い頂ける空間を作り出すことができるため、様々な年齢層から支持されています。



4.おすすめの素材とその理由は?

 

ウッドデッキの屋根として一番おすすめなのが、「ポリカ材」を使用したテラス屋根となります。

屋根を設置するメリット・デメリットと、それぞれの屋根材についての特徴を踏まえた上で、なぜウッドデッキの屋根にはテラス屋根がおすすめなのかを徹底的に解説していきます。


理由1 ウッドデッキと一緒に長くお使い頂ける


テラス屋根は耐久性能が優れているため、ウッドデッキを雨や紫外線から守りつつも屋根本体も長いことお使い頂けます。

ウッドデッキを長く快適にお使い頂くからこそ、屋根の耐久性能に優れたテラス屋根を設置してみてはいかがでしょうか。



理由2 実用的なオプションが用意されている


テラス屋根は実用的なオプションが数多く用意されています。

特に屋根下をランドリースペースとしてお使い頂く際に、必要不可欠となる「物干しセット」は豊富な種類やサイズで用意されているため、雨の日でも快適に洗濯物を干すことが可能です。



理由3 半屋外空間として活用できる


ウッドデッキにテラス屋根を設置することで、屋内でも屋外でもない半屋外空間として活用することができます。


ウッドデッキのみの場合、どうしても悪天候の時にお使い頂くことができないため、屋外の空間として認識されてしまいがちです。

しかしテラス屋根を設置することで、ウッドデッキは雨の日でも活躍できる空間に早変わり。


家族団らんの場や、お子様やペットの遊び場として、半屋外空間を快適に活用することができます。



理由4 DIYがしやすい


テラス屋根はほとんどがセット販売されているため、必要な部材などを拾い出す必要がありません。

メーカーが販売しているセット品を購入すればいいので、商品材料が揃えやすいという利点があります。

またウッドデッキとセットで設置することも想定されているため、サイズがメーカーによって統一されており、設置位置やサイズ計測が比較的簡単に行うことが可能です。

DIYをしたいという方は、ウッドデッキと同じメーカーの屋根をご検討頂くことを推奨します。



5.ウッドデッキにつける屋根の選び方

 

ウッドデッキに設置する屋根は、「サイズ」 「デザイン」 「強度」 の3点に気を付けて選ぶことをおすすめします。


サイズを選ぶ


ウッドデッキ屋根選びで最も気を付けるべきポイントです。

基本的にはウッドデッキのサイズに合わせた屋根をお選び頂くことをおすすめしますが、雨の吹き込みを気にされる方は、ウッドデッキよりもサイズが大きな屋根を選ぶと良いでしょう。


デザインを選ぶ


屋根には多種多様なデザインが用意されています。

例えば屋根の形状や、アルミカラー、木調デザインなど幅広い選択肢があるため、住宅やウッドデッキの雰囲気に合わせたデザインをお選び頂くことをおすすめします。

アルミカラーで迷われている場合、住宅のサッシ部分と同じお色を選ぶと良いでしょう。


強度を選ぶ


せっかく設置した屋根が、積雪や強風によって壊れてしまうという事態は避けたいものです。

お住いの地域の積雪量や強風頻度に対応ができる強度の商品をお選び頂くことを推奨します。

ちなみに、ウッドデッキの屋根の場合、テラス屋根が一番強度に対するバリエーションがございます。



6.ウッドデッキにつける屋根の大きさの決め方

 

屋根を設置する際に、一番選び方に気を付けなければいけないことが、屋根の大きさとなります。

せっかく設置した屋根も、サイズが適切なものでなければ、不便に感じてしまうでしょう。


大きさを決める際に、特に考慮すべきポイントについて解説します。


日当たりを考慮する


意外と見落としがちですが、屋根を設置する際は日当たりの考慮を忘れてはいけません。


屋根を設置した結果思わぬ場所の日当たりが悪くなってしまい、一日中ジメジメとしてしまうなんてことも考えられます。

日当たりの悪化はウッドデッキにカビが発生してしまう原因にもなるので、設置する前にウッドデッキやお庭の日当たり状況を改めて見直してみてください。


洗濯物の干す場所を考慮する


ウッドデッキをランドリースペースとしてお使い頂く方には特に注意すべきポイントとなります。


屋根の大きさが適切でない場合、せっかく干した洗濯物が雨の吹き込みによって濡れてしまう恐れも考えられます。

屋根のサイズを余裕の持った大きさにするなど、洗濯物を干す場所に悪影響が出ないか考慮しておくと良いでしょう。



7.ウッドデッキの屋根をDIYで作る方法

 

それでは実際にウッドデッキの屋根をDIYで作る場合の手順について徹底解説します。

屋根の商品の中でも特に人気の高いテラス屋根を設置する場合の手順をご説明します。


①設置位置や商品サイズなどを決める


どんなDIYでも言えることですが、まずは商品の設置位置やサイズを明確に決めましょう。


ウッドデッキ屋根の場合、住宅壁面への打ち付けを行う必要があるので、設置位置はより正確に定める必要があります。

実際に住宅の壁面や設置場所の寸法を計測し、希望の商品が設置可能かを下調べしておきましょう。


特にテラス屋根の場合は、柱がどこに設置されるかもしっかりと考慮しましょう。

ウッドデッキや敷地に置いてあるものに干渉しないか確認しておくと良いでしょう。


ウッドデッキに干渉する場合は、ウッドデッキ本体を加工するか、柱の位置を変えるか事前に決めておくことを推奨します。



②垂木掛け→本体フレーム(前枠・妻垂木・柱)の順で本体を組み立てる


商品を決めたら、本体の組み立てから始めましょう。


垂木掛けは住宅の壁面に取付ける部材となります。

住宅とテラス屋根の接着部分となるため、コーキング材を用いて雨漏れがしないように設置しましょう。


その後垂木掛けから柱位置を定め、柱の掘削と仮固定を行います。

最後に前枠(テラス屋根の前面部分)と妻垂木(テラス屋根の側面部分)の取付をすれば本体の組立は完了となります。


注意するべき点としては、垂木掛けと柱の位置となります。

特に垂木掛けは一度間違えて設置してしまい、取り外しをしてしまうと住宅壁面に穴が残った状態となり、雨漏れの原因となる恐れがあるため、事前の位置決めやサイズの確認などを念入りに行うことを推奨します。


柱についても本体を組み立てる際は、固定ではなく仮固定をしておきましょう。



③屋根部材の取付→柱固定の順で組み立てる


本体を組み立てた後は屋根部材の取付を行います。


順番としては、屋根部材の主柱となる垂木、屋根材を支える中残、屋根材(ポリカ材)、屋根材を挟んで固定する屋根ふき材押え、の順番で取り付けを行います。

屋根材はビス止めなどで取付けるのではなく、屋根部材を用いて挟み込んで固定しましょう。

最後にテラス屋根の柱をモルタルなど使用して固定しましょう。


柱を完全に固定する前に、水平器を用いて柱や本体フレームが傾いていないかしっかりと確認しておく必要があります。

傾いたまま設置してしまうと予期せぬ不具合に繋がる可能性があるため、注意が必要です。


モルタルが完全に乾いて固定されるまでは、木の棒をつっかえ棒などにして養生しておくことを推奨します。



8.ウッドデッキの屋根をDIYする際のポイント

 

ここまでテラス屋根とウッドデッキが一緒にあるメリットをお伝えしましたので、次に表題にもある柱の関係についてご紹介します。柱の位置は大きく分けて4種類あります。

中に立てる、横に立てる、前に立てる、立てないの4つです。 なぜ柱の位置がDIYに影響するのか。それは施工難易度が大きく変わるからです。それぞれの特徴を解説致します。

※あくまで当店スタッフの聞き取りによる解釈です。DIYのスキルによっては異なりますので、参考情報としてご理解下さい。


デッキの中に柱を建てる


一番大変な施工方法です。まず基本として、ウッドデッキの上に柱を建てることはおすすめできません。

強度が保てないからです。そのためデッキ材をくり抜いて、柱を地面に立てる必要があります。この加工は一般の方には難しいです。


基礎や床材とのバランスなども気にする必要があります。


ポイント:見た目が美しくデザイン性に富んでいるため、ガーデンライフを楽しむ方におすすめ




柱を建てすぎない


二番目に大変な施工方法です。柱を建てない分、ウッドデッキと干渉しない分カンタンだと思われがちですが違います。

柱を建てない代わりに壁面だけでテラス屋根を固定する必要があるためです。そのため建物に関する知識が必要となります。


ポイント:リビングからの解放感が一番あるが、屋根のサイズが限定される。地面に配管などがある場合におすすめ



デッキの横に柱を建てる


三番目に大変な施工方法です。柱をデッキの横に逃がす事ができるため、比較的施工しやすい方法となります。

ただしウッドデッキより少し大きいサイズの屋根を選ぶ際、建物が関東間なのに、屋根はメーターモジュール(関西間)とされる方がおられますが、この組み合わせにした場合、テラス屋根の取付難易度が急に上がる事があります。


ポイント:リビングからの景色で柱が邪魔にならず、かつ大きな屋根を取付できるので、広い庭のあるご家庭におすすめ




デッキの前に柱を建てる


一番問題が起こりにくい施工方法です。ほとんど規格通りに組立ができると思います。


ポイント:雨を一番防ぎやすい。洗濯物干しを最優先したい方におすすめ




9.ウッドデッキの屋根を業者に依頼した時にかかる費用

 

ウッドデッキの屋根の施工を依頼した場合にかかる本体取り付け費用は下記の通りとなります。

※商品代は含まれておりません。


テラス屋根 本体施工費:約3万5千円~6万5千円
オーニング 本体施工費:約3万3千円~4万4千円
パーゴラ 本体施工費:約2万8千円~4万4千円
サンシェード
本体施工費:約1万6千円~2万2千円

テラス屋根やパーゴラの場合、本体価格の他にかかる費用としては、下地がコンクリートになってる場合にかかるハツリ工事費、残土処理費、屋根をカットする際に発生するカット費用などが挙げられます。

ハツリ工事費は柱1本につき約3,000円~約4000円、残土処理費は約5000円~約6000円程が目安となります。

屋根のカット費につきましては、サイズや商品によって大きく異なります。



10.ウッドデッキの屋根が破損したときの対処法

 

ウッドデッキの屋根が強度などの自然災害で破損した場合、無償で修理ができる可能性があります。

その方法は火災保険を使うというものです。


火災保険のプランにもよりますが、自然災害で破損した際に補償が降りる場合がございます。

その補償を適用して修理を行えば無償で修繕が可能となるわけです。


ただし、加入している保険により対象や適用ケースが大きくことなるため、事前に加入している火災保険のプランを調べておくことを推奨します。



11.まとめ

 

ウッドデッキとテラス屋根の関係について、柱とDIYという観点からご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。 

 ただし忘れてはいけないのは、これらの商品はプロの施工業者が行う事を前提としている商品ということです。


メーカーホームページをご確認頂くと、事前に組み立て説明書をダウンロードできますので、実際に設置できそうかどうかについては、まずはそちらをご確認頂く事をおすすめします。

DIYでテラス屋根とウッドデッキのセットを考えてれているという方は、キロではコミコミセット販売をおこなっております。商品の手配がわかりやすいので、気になる方はぜひこちらをご確認ください。


ウッドデッキ+テラス屋根特集

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