キロでも問合せの多いMINOの発泡ウレタン樹脂デッキ。
今回、店長の特権で名古屋ショールームに実際に展示をしました。
その際に気になるのは「どうやって組立をするのか。DIYはできるのか」でした。
そこで実際にキロの商品管理部門のおじいちゃんチームの力を借りて、組立にチャレンジしてみました!!
梱包状態
彩木の梱包写真
今回は約900×900mmサイズの小さなデッキを展示します。
その際の梱包は写真の通り。デッキ板が小さいこともあり、そこまでボリュームはありません。
1個1個の梱包も持ち運びしやすい印象でした。
組立前に準備するもの
カット加工などが必要なければ、下記の工具があれば組立は可能です。
・インパクトドライバー
・プラスビット2番
・6mm六角レンチ
・水平器
・メジャー
・カッター
特に通常のアルミメーカーの樹脂木デッキですと、六角レンチを使わない事が多いです。その点だけは注意が必要です。
さぁ、組立を実践しよう!
MINOさんの彩木デッキで一番驚いたのは、実は束柱です。
この写真を見るとわかると思いますが、まず底に蓋があります。
ここに接着剤で固定をする仕様になっています。
※接着剤は商品に付属されています。
束柱の写真
またアジャスター調整機能が付いているのですが、これがまた親切設計なんです。
このように簡単に調整と仮締めができるので、プロの職人でなくてもDIYに心得がある人なら、簡単に高さを調整することが出来ます。
束柱を上から見た写真
こちらが仮に束柱と大引きを置いた状況です。
大引きにひれが付いているので、位置合わせは比較的スムーズでした。
その後に大引きの正面部分にアルミの蓋を付けて、束柱と大引きを固定します。
※この時点で大引きの水平が出ているかどうかを確認する必要があるのですが、調整束は六角レンチで本固定をせず、手回しの仮固定としておきます。
束柱と大引きを仮置きした様子
アルミ蓋をつけたところ
次に大引きと直角になるように部材を置きます。
部材には予めLアングル(ひれ)を付けておいてください。
このひれは部材から上に、飛び出していなければOKです。
また手元にある図面をみながら、部材の間隔に誤りがないかをチェックをしてください。
※ここがとても重要!
ひれの様子
水平が確認できたら、六角レンチで束柱のアジャスターを固定をします。
それが終われば、次に大引きと部材を固定します。
部材の下にはビスを取付するためのひれがあるのですが、ここに溝があるのでDIYに心得がある人であれば、取付自体はむずかしくないと思います。
束柱を六角レンチで本固定
大引き上の部材を固定する様子
次に幕板を固定するための部材を取付します。
その際部材の上端を合わせておくと、あとで組立がしやすいかと思います。
※今回の組立では、そこまでしておらず、あとで少し苦労しました。
幕板を固定するための部材を取付する様子
基礎部分を作った様子です。
ここの寸法が図面通りであるかをきちんとチェックしておきましょう。
寸法をしっかりチェックしましょう
次に床材を固定していくのですが、ココが難しかったです。
組立説明書に詳細の手順がなかったため、試行錯誤をしながらの設置です。
今回は最終的には、まずは幕板から取付した方がよいだろうという結論に達しました。
デッキ(床板)が、どこまで張り出す事になるかが判断しにくかったためです。
板材を仮置きしつつ、施工の流れを検討中
彩木デッキはデッキ床材の横に幕板が付くのではなく、デッキの下に幕板が付きます。
そのため大引き上の部材と同じ高さに合わせて、幕板を取付する必要があります。
※現行商品は、床材の横に幕板が付きます!
この高さを合わせるのに、先ほどお伝えした幕板を取付する金具の高さがあっていると調子が良いというわけです。
今回は一人が幕板を押えながら、取付位置をあわせていきました。
幕板を取付する様子
展示品は4面幕板のため、通常とは若干仕様が異なりますが、一人が幕板をおさえながら幕板の取付を進めていきます。
みんなでわちゃわちゃ幕板を取付する様子
幕板を取付した様子です。
大引き上の部材の位置がずれていると、上手く幕板が合いませんので、注意して下さい。
しっかりメジャーで寸法を測りましょう!
幕板の取付が完了した様子
その後一度床板を仮置きします。
幕板よりも若干板材が飛び出ますので、微調整が必要です。
また床板と床板の間に隙間を開ける場合、スペーサーなどはありません。
隙間と同じアルミの木の板などを用意しておいた方がよいかもしれません。
床板を仮置きした様子
このデッキ材ですが、元々床材に穴あけ加工がされています。
そのため部材の位置がずれていると床板が取付出来ません。この点だけは要注意です!
床板の拡大写真
床板の位置が決まれば、あとは床材を取付していくだけです。
通常は、建物の壁にデッキをつければ、まっすぐ床板を張れるのですが、今回は4面幕板のため代わりにあて木をして位置を合わせました。
あて木を使った様子
床材はビスで固定をするのですが、一つ注意点があります。
それはビスを締めすぎない事です。
コツとしては、床と同じ高さまでビスを占める直前に、一度止める事です。
それをしないと、ビスが深く入りすぎてしまいます。
ビスの締めすぎに注意!
すべての箇所にビスをとめれば完成です。
樹脂デッキの中でもメーカーさんが自慢するだけあって、板のテクスチャーはすごいです。
今回組立したスタッフは、「ここで将棋を打ったらいいね」と言っていました。
試しに座ってみた
現在、天然木(築5年)と並べて展示をしております。
この美しさが長持ちするとの事なので、期待しながら経過を見ていこうと思います。
DIYについては電動工具を持っており、ある程度慣れている人であること。
また2人で組むことを条件にすれば、可能ではないかというのが、今回の印象でした。
彩木デッキの細かいスペックを知りたいというあなたへ
ハイブリット彩木は硬質低発泡ウレタン樹脂とアルミ心材の人工木ウッドデッキです。
人工木ウッドデッキはYKK APのリウッドデッキ200やリクシルの樹ら楽ステージ、三協アルミですとひとと木やラステラがあります。
それらの人工木ウッドデッキとの大きな違いをご説明させていただきます。
彩木デッキの細かいスペックを知りたいというあなたへ
最大の特徴はデッキ表面の質感です。
職人も見間違う、こだわりぬいたデッキ表面は、本物の天然木から切り出した木目で型取りをしています。
天然木に限りなく近づかせた美しいデッキ材こそ、彩木の最大の特徴と言えるでしょう。
彩木の色と質感について
熱を持ちにくい
ハイブリット彩木に使用されている、ウレタンは断熱材に使われる素材です。
一般的に天然木よりも人工木のほうが熱を持ちやすいです。
しかし彩木は人工木でありながら、天然木よりも熱を持ちに行くウッドデッキなんです。
右の表をみていただければ、どれぐらい違うかイメージがしやすいかと思います。
ウレタンは実に木材の1/5の熱伝導比率なんです!
その他彩木デッキの特徴や、標準サイズの価格などをまとめたページをご用意しております。
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