お庭など外に設置をするものは、雨や風、雪など様々な天災に対して考えていく必要があります。
ここではエクステリアのカテゴリごとに、ポイントやおすすめアイテムなどをご紹介していきたいと思います。
物置に関する雪対策としては、大きく2つのポイントがあります。
一つは積雪強度です。
物置には、一般地用・積雪地用・豪雪地用の3種類がございます。(メーカーによって若干呼び方が変わります)
お客様のお住まいの地域に合わせて、適切な強度の商品を選んでください。
また殆どの商品が、一般地用と積雪地用で、差額は少ない傾向にあります。
そういった商品についてメーカーさんに話を聞くと、屋根の補強用の梁が多く入っているかどうかの違いらしく、
そこまで材料が増えていないので、差額が少ないとの事でした。
雪が気になる方は、積雪地用を選んだ方が無難かもしれませんね。
二つ目は工事内容です。
積雪地は冬になると、氷などの問題で地面が盛り上がるそうです(職人さんの情報です)。
そのため、地域によっては、転倒防止工事を重点的に行うそうです。
もちろんその分金額は高くなりますが、強風や霜によって地面が盛り上がってしまい、物置が倒れてしまうのを事前に防ぐことができます。
また、水平がとれないと、扉の開閉に不具合が発生します。
しっかりとコンクリートブロックなどを使い、水平をとって設置しましょう。
設置前に、地元の施工業者さんやホームセンターさんで確認する事をお勧めします。
ゴミ収集庫における雪対策としては、開閉方法やデザインが挙げられます。
網タイプですと、中まで雪が入ってしまいますが、箱型だと開閉の際に雪が邪魔になってしまう。
主に使い勝手の面で注意をする必要があります。
お好みのデザイン、使用する場所によって最適な商品を探してみてください。
ガーデンライトは近年様々なデザインのものが発売されており、ジュエリーライトやドレープライト、3Dモチーフなど手軽にできる外観作りとして人気が年々上昇しております。
詳細は、こちらのコンテンツ(上記バナーより確認できます)を参考にしてください。
注意点としては、欲しいと思った時期に売り切れしていることが多く早めのご準備をおススメします。
最近は秋(10月30日のハロウィンごろ)から、飾り付けしているお家も多く人気の商品となっております。
冬に備えて、おうちを綺麗に飾ってみては?
立水栓に必要な対策としては、冬場に起こる凍害です。
水が凍ってしまい、配管の破損や水漏れの原因になります。
この対策としておすすめなのが不凍機能付きの水栓柱です。
水抜き機能を付与しているものや、配管の地面への埋め込みが深くなっている立水栓が主なタイプとなります。
立水栓を選ぶ注意点としては、素材によっては、水を吸って割れやすくなるものもある事です。
シンプルなデザインからユニークなデザインまで、様々な形の商品を取り揃えております。
ぜひお気に入りのデザインを見つけてみてください。
植栽などを寒い冬から守る手段の一つとして、温室・ビニールハウスが挙げられます。
特にピカコーポレーションのランハウスや、スワン商事の折り畳み温室がおすすめです。
家庭用のビニールハウスであれば、南栄工業が人気です。
詳細については、こちらのコンテンツ「冬場に家庭菜園を楽しむには」をご確認下さい。
カーポートの対策と言えば、積雪地向けのカーポートを選ぶ、設置後の雪下ろしをしっかりする、耐風圧に強いものを選ぶ、オプションのサポート柱を取り付けると言った対策が必要となります。
積雪地域ではもちろんのこと一般地域でも何十年かに一回は大雪が降り、数センチ~数十センチ積もることがあります。
カーポートの雪対策を行っていないとカーポートが雪の重みに耐えられず潰れてしまい、建て直さなければならないといったお話を冬場たまに耳にすることがあります。
そういったことを未然に防ぐためにもカーポートの雪対策は必須でしょう。
下のリンクからエクステリアにおける雪対策 カーポート編にて雪対策の4つのポイントを解説しておりますので、ぜひご確認ください。
また、風に対しても対策が必要でしょう。
風の強い沿岸部やビルにはさまれた場所では台風の時など突風によって屋根パネルが飛んでいってしまうこともございます。
そういったときに有効な対策として屋根ふき補強材の取付け(サポート柱の取付けが必須)や、耐風圧強度の強いカーポートを選びましょう。
ガレージについては、積雪地用の商品を選ぶことをおススメします。
その中でも海に近い場所では、特殊な塗装方法によってサビや塩害に強いヨドコウのラヴィージュがよいでしょう。
特に雪が多い場所では、大手物置メーカーの中で部材の厚みが最も厚いと言われるイナバのアルシアを選ぶことをおススメします。
また雪が多い場所では、シャッター自体の補強もおすすめです。
補強はメーカー純正商品でも良いですが、沢田防災技研の小型シャッターガードなどを使ってもよいかと思いますよ。
テラス屋根についても、積雪地用・豪雪地用を選ぶ必要がありますが、テラス屋根ならではの注意点があります。
それは建物の2階以上の屋根から、直接雪が落ちてくる場所にテラス屋根を設置しない事です。
屋根の雪は溶けにくく、氷のように重く固まってから落ちてきます。
テラス屋根にこの塊が直撃すると、破損の原因となります。
ただ建物の屋根に雪止めが付いていれば、解決する事ができます。
降雪地域であればだいたい付いていますが、そうでない地域では注意が必要です。
ウッドデッキもカーポートなどよりは雪に対して強くなっておりますが、雪下ろしが必要です。
また雪下ろしのやり方にも、注意が必要となっております。
YKKAPやリクシル、三協アルミといった大手アルミメーカーで取り扱っているウッドデッキのほとんどが、樹脂でできた床材を使用しています。
市販されているスコップなどで雪下ろしを行うのですが、プラスチック製素材のスコップで雪下ろしを行ってください。
金属製の角スコップは、ウッドデッキを傷つける原因となります。
そもそも雪の量が少ない場合は、デッキブラシなどで雪を掃う感じで大丈夫です。
もちろん樹脂でできているのでお湯を使って雪を溶かすといった事はやめてください。変形する恐れがあります。
下記バナーより、さらに詳細に紹介したコンテンツをご用意しております。
気になる方はご確認ください。
ここまでエクステリアに関する冬の対策についてご紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか。
外構に関する商品でも、取付場所や使い方などによって、様々な要素がある事が分かったかと思います。
もし「私の住む地域はどういった対応が必要なのかわからない・・・」という方は、その地域での施工実績がある
外構業者や地元のホームセンターなどに確認をする事をおすすめします。
冬になっても何不自由なく使えるエクステリア商材を選びたいですね。