リンクストーンは他社製品と比べて、対候性や強度に自信があります。では具体的に何が違うのでしょうか。
主な違いは次の2つです。
ぜひ商品選びの参考にしてみてください。
紫外線による黄変を抑制します
リンクストーンは経年変化後の美しさが違います。
通常の透水性舗装材はエポキシ樹脂で骨材を固めます。
このエポキシ樹脂は施工後に黄変をするという特徴があります。
それに対してリンクストーンは無黄変ウレタンを採用しているため、従来の商品と比べて黄変しにくくなっています。
特に白や淡い色で施工を考えているのであれば、美しさを保つ商品を選んだ方がおすすめです。
屋外暴露試験による変化
施工から30日経過したリンクストーンS
施工から30日経過した従来品
ダブル接着工法
リンクストーンはダブル接着工法を採用しています。
これは設置前にプライマーを塗布し、さらに骨材同士を樹脂で固めるという施工方法です。
通常はプライマーを使わないため、下地と骨材がはがれやすいのですが、接着面が増える事で取れにくくなるという訳です。
ダブル接着工法
ダブル接着工法(プライマー塗布)では骨材と舗装面が面接着となり堅牢に仕上がります。
ダブル接着工法
骨材と下地が面接着となるため、はがれにくい。
一般的な工法
骨材と下地が点接的となるため、はがれやすい。
リンクストーンは単純に施工をすればよいものではありません。
大きく3つのタイミングで注意しなければならないことがあります。
1.リンクストーンの下地について
2.商品選びの際に注意すべき点について
3.施工時の注意点について
これらの内容について、解説を致します。
下地について
最初に紹介しましたが、リンクストーンの下地はコンクリートである必要があります。
一般的にはアプローチなら7cm以上、駐車場なら10cm以上が目安です。
その時に必ず水勾配を付けるようにして下さい。
水勾配がないと下地に流れた雨が、そこに溜まってしまうためです。
また下地を乾燥させる必要があります。
目安としては新設コンクリートで14日以上、セメントモルタルの場合は7日以上となります。(含水率10%未満)
施工時は必ず水勾配を付けてください。
※洗い出し仕様には透水性はありません。
商品選びについて
リンクストーンには、施工をするタイミングによって夏用と冬用を選ぶ必要があります。
夏用は4月~10月(気温15℃~35℃)を目安に、冬用は11月~3月(気温5℃~15℃)を目安に商品を選んでください。
次に購入する分量についてです。
骨材は天然石のためロットにより色が異なる場合があります。
異なるロットの塗り継ぎ施工は見た目を損なう場合がありますので、少し余裕を持った量で購入しておきましょう。
また平米数はメーカー指定の塗り厚で計算をしています。
現場で厚みが大きくなっていると、余計に分量が必要となりますので、その点にも注意が必要です。
長く綺麗に使いたいのであれば、メンテナンスコートも一緒に手配しておくことをおすすめします。
紫外線・摩擦より劣化した状態
洗浄後「メンテナンスコート」を塗布
施工時の注意点
気温5℃以下での施工は避けてください。
また施工後、完全に乾燥するまでに0℃以下になる恐れがある場合、施工を避けるようにして下さい。
また硬化しきらないうちに雨にあてないように注意して下さい。
以前当店のスタッフが外構工事をした際に、冬の寒い時期に施工をし途中で雪が降ったことがありました。
その時は気泡が大量に発生し、結局再施工をすることとなりました。
こういった後悔をしないように、施工上の注意は守るようにしましょう。
また施工の際は滑り止めにも気を使うことが大切です。
初めて施工をされる方は、オプションのSK滑り止め材を使うことをおすすめします。
超微粒砂による適度なつや消しと滑り止めを期待できます。
滑り止め対策をしないと、場所や季節、路面の状況によっては非常に滑りやすくなることがあります。
あくまでオプションですが、当店としてはできる限り対策して頂きたいです。
歩行時の滑りを抑え、上品なつや消しに仕上がります。