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ポリカーボネート板

台風でカーポート・テラスの屋根が飛んだ方必見!

テラス屋根やカーポートに使用されている波板。

波板は台風などの強風で飛ばされることや、経年劣化でバキバキに割れているなんてこともあります。

見た目が悪いけど、業者に頼めば数万円以上かかるし・・・とほったらかしにしている光景もよく見ますね。


そこで、波板を自分で取り替えてみるのはいかがでしょうか。

自宅のボロボロな波板をDIYですっきり美しく!するための情報をご紹介します。



必要な材料


●波板
●固定部品(波板フック等)
●工具(電動ドライバー・脚立・メジャー・金のこぎり等)

波板の構造はシンプルです。
波板の上から通したフックを引っかけることで固定しています。

※下地がアルミ材以外の場合は取付方法が異なる場合がありますが、ここではフック式をご紹介します。


フックの長さを測る


フックの長さを測る
矢印部分のフックの根本~レの字に折れ曲がっている部分までの長さを測ります。
測る位置を間違えると固定ができない可能性がありますので注意して測りましょう。



波板の大きさを測る


波板はJIS規格によって山の高さ9㎜、ピッチ32mm、全幅655mmで寸法が標準化されております。
長さは複数種販売されているのでその点を気を付ければほぼ問題ありません。
波板の大きさを測る



必要な枚数を計算する


必要な枚数を計算する
波板の重なり部分は2.5山以上が必要になります。
重なりを少なくすると強度不足・雨漏りの原因になります。
2.5山で屋根を張ると、約80mm重なるため必要枚数を誤らないよう注意が必要です。
幅1800mmの場合は、3枚波板が必要になります。(1800÷575=2.99… という計算になります。)



波板の種類を選ぶ


波板にはいくつか種類があります。
よく見かける、バキバキに割れている波板は塩ビ製のものがほとんどです。

ポリカ波板は、塩ビ波板に比べて強度が高く、耐用年数が長いのが特徴です。
また、耐熱・耐候性にも優れ、紫外線もほぼ100%カットしてくれます。
金額もガラス入り塩ビ波板よりも安いため、張り替えるならポリカ波板がおすすめです。
 波板の種類
  ●塩ビ波板   塩化ビニール製の波板。劣化が早く、耐用年数が短い。(2~3年)
  ●塩ビ波板(ガラスネット入)
   塩ビ波板をガラス繊維で強化したもの。塩ビ波板よりも耐用年数も長い。(5年~7年)
  ●ポリカ波板
   ポリカーボネイト製の波板。塩ビの数倍の強度があり、耐用年数も約10年。

キロでは「三菱樹脂 ヒシ波ポリカ」を取り扱っています。
カラーバリエーションも豊富です。マット調を選択すれば視界を遮る効果もあります。
波板の種類を選ぶ



フックの種類を選ぶ


フックの種類を選ぶ
フックにもいくつかの素材があり、キロではポリカフックとステンレスフックを取り扱っています。
安価なものとしてプラスチックフックがありますが、劣化が早く、破損した場合は屋根が飛ぶ要因になりますのでおすすめしません。



交換作業


1.古い波板を外す


張られている波板を外していきます。
このときに長さを測っておくと、新しい波板の長さ調整が楽になります。

2.新しい波板の長さを調整する


現場に合わせ、波板を切断します。
軒先から出る波板の長さが100mm以内になるように調整します。
風が強い地域であれば短めにしたほうが破損しづらくなります。

3.下穴を開ける


波板に電動ドリルやキリで穴を開けます。
通常、5山おきに穴を開けます。

4.固定する


上からフックを通し、引っかけて固定します。
波板の取り替えは、事前に調べて準備さえすればDIYで行うことが可能です。
ただ、高所での作業になりますので油断せずに注意して作業を行ってください。

作業は大変ですが、完成した綺麗な屋根を見ると良い気分になりますよ。
DIYに慣れていれば大丈夫ですが、そうでなければ2人以上での作業をおすすめします。

それでは、良いDIY生活を!

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