エクステリアに物置きを設置すると、さまざまな物を収納できて便利です。
物置きを設置したら、突風や地震など万が一のときに転倒しないよう、設置を強化する必要があります。そこで、役立つのがアンカープレートです。
アンカープレートを取り付けることで、物置の四隅が地面に固定され、転倒防止につながります。
ここでは、物置き設置に必須のアンカープレートの種類・取り付け方・取り付けの理由をまとめています。これから物置きの設置を考えている方はぜひ、参考にしてください。
物置きにアンカープレートを設置すると、次のような対策になります
多少の風や揺れなどで、物置きが簡単に転倒することはありません。しかし、突然の強い風や大きな地震が来た場合は注意が必要です。
物置きは通常、地面直接設置するのではなく、物置きの下に基礎ブロック敷いて設置します。強い風が吹くと、地面と物置きの間にできた隙間から舞い込んだ風が物置きを押し上げようとします。
その力が強いと物置きが基礎ブロックの上でずれ、基礎ブロックから落ちて傾いてしまいます。そうなると、物置きは自分の重さに耐えられなくなり、転倒してしまうのです。
地震も同様です。地震の振動によって基礎ブロックから本体がずれてしまい、物置きが転倒してしまいます。
とくに日本は地震大国ですので、物置きはアンカーブレイドによって地面にしっかり固定し、転倒防止対策をしておく必要があるでしょう。
アンカーブレイドを設置しておけば風や振動による衝撃を和らげることもできるため、基礎ブロックの劣化を防げます。
物置きに使うアンカープレートには、さまざまな種類があります。
代表的なアンカープレートは、押さえ器具ではめ込んだあとに、アンカーボルトで固定するもL字型タイプです。
小さな物置きの場合は、コンパクトタイプのアンカープレートで十分です。
物置きのメーカーによって専用のアンカープレートが販売されていることもあるので、メーカーサイトなどでチェックしてみましょう。
アンカープレートを仮組みして、実際に穴を掘る場所が決まったら、穴あけをスタートします。アンカープレートは一度固定すると穴から引き抜くことができなくなるので、仮組みは慎重に行いましょう。
固定が決まれば、そこをハンマーで打ち叩きます。最終的に、プレートを設置してボルトを締めこめば完了です。
固定されているかどうか、最後は入念に確認してください。
震度3を超える地震が多発する日本において、物置きにアンカープレートを設置した転倒予防は必須です。
事故を未然に防ぐためにも、物置きを設置している方、またはこれから購入予定の方も、アンカープレートは必ず取り付けることをおすすめします。
自身での設置が難しいと感じたなら、専門業者やホームセンターに依頼しましょう。