今回ご紹介するのは、先日タカショーの勉強会で学んだ「5thROOM(フィフスルーム)」という考え方です。
これは文字通り「5番目の部屋」という意味です。 文章にすると「フロアを作り、家具を置き、プライベート空間を作る。」だそうです。
これだけ見ると、正直何のことかわかりにくいですよね。
それでは、これをさらに商品に置き換えます。
フロア = デッキ・タイル(床面) + 軒・テラス屋根(ルーフ) 家具 = ガーデンファニチャー(屋外用のテーブル・チェア) プライベート = 目隠し(フェンス・植栽など)
ちなみに完全に囲う必要はありません。外ですから。 なんとなくCADなどでプランすると、このようなイメージでしょうか。
ここで突然クイズです! この中で、特にポイントになる商品はわかりますか?
もちろん、どれも大事な要素(ファクター)なのですが、私が一番のポイントに上げる商品・・・ それは「家具」です。
家具を変えるだけで、全体の印象がガラリと変わります。 ガーデンファニチャーを置くだけで、空間がデザインされます。
例えばウッドデッキを設置していたとします。 木製のテーブル・チェアを使うと、アクティブな印象が出ます。
人工ラタンを使うと、リゾート感が強くなります。 人工ラタン+クッションがあると、プライベート感が高まるでしょう。
プラスチック製なら、ポップで親しみやすい空間になります。ガーデンパーティーをしたくなるかもしれませんね。
これらはあくまで私の主観ですが、色々想像ができて面白いと思いませんか?
エクステリアのデザインにおいて、スペースや使い方をプランする事は得意でも、ガーデンファニチャーまでこだわるお店は実は多くありません。
これは、仕入れなども影響しているのでしょうね。 また、工事が不要なので、お客様自身で掘出し物を探しやすいというのもポイントです。
その他の要素ですが、これらもこだわると面白いですが難しいです。 フロアは、「天然木」「人工木」「タイル」「石貼り」「人工芝」のどれにするのかもポイントです。
目隠しは特に難しいです。「アルミフェンス」「天然木フェンス」「植栽」「塀」など様々ある上に、 距離感や目隠しと風の通り、日の当たり方など、様々な要素があるためです。
さらに照明などを考えると、もっと素敵な空間になるなど、目隠しは複雑なのです。
はっきり言ってこの辺りについては、プロのエクステリアショップにお任せするのが一番だと思います。
ここまで5thROOMについて簡単にお伝えしましたが、非常に奥深く、面白そうだと感じて頂けましたでしょうか。
最後に「私の家はマンションだから・・・」と思っているあなた。 マンションは、上の階のバルコニー(軒)があり、手すり部分が目隠しになっています。
つまり、床部分とガーデンファニチャーがあれば、簡単に5thROOMが出来てしまいます! ※可能であれば、手すり部分も装飾的できるとさらに良くなります。
床はタイルや樹脂デッキなどを使えば比較的簡単にできちゃいます。 目隠しは、プランターを置く事で、狭いスペースに奥行感を与え、かつ植栽を飾る事ができるのでおすすめです。
ファニチャーについては、目線を考えたリクライニングチェアが良いのではないでしょうか。
スペースがないのであれば、あえて無理にテーブルはいらないかと思います。 小さなサイドテーブルでも十分です。
という感じで、色々なシーンで楽しむ事ができる考え方。 それが5thROOMです。
ガーデンファニチャーについて気になったというあなたは、 屋外用のテーブル・チェア専門店のキロを見てはいかがでしょうか。
15以上のメーカー品を取り扱うエクステリア専門店です。