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フェンス お困りごと解決

地震に備えよう!ブロック塀のあり方について考える

2022/03/05 前藤 拓郎


ブロック塀の構造とは

ブロック塀には、I型と呼ばれる35cm以上の高さをもつもの・逆T型・L型の鉄筋コンクリート造かブロック造布基礎を30cm以上地中に埋め込み、ブロック塀を安全に支えています。

しかし、安全とは言ってもI型は他2種と比較すると、強度が劣り、高さ制限も厳しくなっているのです。


最近頻発している地震のたびに、ブロック塀が倒壊してしまったニュースなどを耳にするため、ブロック塀=危険という認識が強くなってしまっています。

しかし、全てのブロック塀が危険というわけではありません。

ブロック塀には建築基準法施工令が定められており、建築基準法に基づいて建てられたものであれば倒壊することはあまりないとされています。

外見からも安全かどうか確認できるので、チェックしてみましょう。


  1. 厚み15cm以上、高さが2m以下か
  2. 左右に傾いていないか
  3. 押してぐらつきはないか
  4. 鉄筋が見えて錆びていないか
  5. 亀裂・すき間ができていないか

これらに当てはまるブロック塀は、改修工事が必要かもしれません。倒壊してからでは遅いので定期的に確認しましょう。

 

ブロック塀の危険性

日本各地で突如として起こる地震。こうした地震によるブロック塀の被害は後を絶ちません。どうしたらこのような事故を防ぐことができるのでしょうか。

コンクリートブロックは厚み10cmでひとつの重さは約10kg。これらが急に倒れてきたら大人でもけがをしそうですが、それがお子さまや高齢者になると大怪我に繋がってしまうかもしれません。

「事故だった」「老朽化していた」「修理する矢先だった」では通用しないのです。注目を浴びている今だからこそ、できることがあるのではないでしょうか。


しかしブロック塀は、台風などの際に飛来物から家を守ったり、防犯にも役立ったりと頑丈さゆえのメリットがあります。きちんと基準を遵守して作られていれば問題はないのです。

自宅のブロック塀が地震により被害者を伴う事故を起こしてしまった、という最悪の事態を避けるためにも、ブロック塀が敷地内にあるという方はぜひこの際に、ブロック塀のあり方について検討してみてはいかがでしょうか。

 

ブロック塀に代わるもの

・「目隠しフェンス」を視野に入れてみよう

ブロック塀が老朽化し、メンテナンスが必要になった際には金属製のフェンスに変えるのも一つの手ではないでしょうか。

 

・「ブロック塀の上に目隠しフェンスを」

今あるブロック塀が5~6段だとした場合、突然2段に減らしてしまうと丸見えになってしまうため少し恥ずかしい思いをするかもしれません。そうしたときには、2段になってしまったブロック塀の上に、目隠しフェンスを取り付けてみてはいかがでしょうか。さまざまなデザインや素材があるため、そのなかからお好きに選ぶことも可能です。

 

ブロック塀には頑丈さなどのメリットもありますが、倒壊の心配があるのであればフェンスに変更も選択肢の一つとして、考えてみてはいかがでしょうか。


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