①水で固まる土を使用
土に水をかけるだけで固まる、土でできた簡易コンクリートがあります。色合いは土のようで、コンクリートとは違い庭に使用しても自然です。
雑草対策として使用する場合は一度しっかり施工すると効果が高くなります。しかし、重くて水平をとる作業も困難であり、素人がやるのは実質不可能に近いでしょう。
②防草シートの使用
雑草対策専用シートで、雑草を防止します。天然原料100%で作られているものは放置しても自然に土に還りますが、合繊は廃棄が必要です。耐久年数は5年ほど。敷きっぱなしの状態は美しくないので、上に砂利などを敷くのがベストでしょう。
③除草剤散布
雑草対策用の農薬です。すべての植物を枯らしてしまう「非選択性除草剤」と、対象の雑草のみ減らす「選択性除草剤」があります。残留しにくい液剤タイプ・長く持続する粒剤タイプがあります。
④バークチップ・ウッドチップを敷く
バークチップは樹皮を粉砕したもので、樹皮は松が主流。ウッドチップは、木材を粉砕したものです。同じように感じますが、二つの見た目はまったく違います。これらは庭を美しく見せるために使用され、雑草も生えにくくなるので一石二鳥ですね。しかし、チップはいつかは地面に埋没してしまうため、あくまで「防止」効果しかありません。
⑤砂利・砕石を敷く
5cmほどの厚さに敷き詰めていくと、雑草は3~5年生えてきません。
①耐久性の高い素材選び
将来を考え、耐久性の高い素材を選ぶことを検討しましょう。
②組み合わせ
庭全体を一つの素材で舗装すると単調なデザインになってしまいがち。「ここには花壇」「ここはテラス」など、複数の素材を組み合わせてみるといい感じに仕上がります。
③どう使う?
漠然と敷石を敷いていくのではなく、「ここには凹凸のない素材のものを」「ここは子供が遊べるよう柔らかい人工芝がいい」など、将来を視野に入れて、適した素材選びをしましょう。
④排水性
豪雨などに備えて排水性確保は重要。排水路を設けるなどの工夫が必要となります。
⑤掃除のしやすさ
砂利敷は落ち葉掃除が大変なため、植物近くは掃き掃除しやすい敷石がおすすめ。水洗いができるタイルもおすすめです。
・タイル
明るい色のタイルは反射光がまぶしいことも。色選びは慎重にしましょう。
・人工芝
人工芝をきれいに、なおかつ長持ちさせるためには、砕石などで下地をしっかり平らに整えてから、敷くようにしましょう。
・芝生
芝生を長持ちさせるためにも、刈り込んだり、隙間から生える雑草の取り除いたりと定期的にお手入れをするようにしましょう。
暑い夏には、本当に辛い重労働である雑草取り。しかし、雑草対策を考えながらデザインを工夫する事で素敵な庭を作ることができます。ぜひ一度ご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか?