ガーデンファニチャーは初心者の方でも比較的挑戦しやすいエクステリア商品ではありますが、ある程度の事前準備や知識は不可欠です。
そこで初めてガーデンファニチャーのDIYに挑戦する方へ、チェックしておくべきポイントを紹介いたします。
●ガーデンファニチャー選びのポイント
ガーデンファニチャーのDIYを行うにあたって、以下の手順で事前にしっかりと商品を選んでいきましょう。
まずは大前提としてガーデンファニチャーは組み立ての必要が無い完成品のものと組み立ての必要がある組み立て品のものがあります。
またガーデンファニチャーを設置する上で統一感が非常に大切で例えばAというメーカーの木製のテーブルとBというアルミ製の椅子を組み合わせてたとします。
商品の色味によってはある程度の統一感を出すことはできるかもしれませんが、センスが問われます。
しかしAというメーカーの木製のテーブルとイスで揃えれば素材も色味を合わせることができるので誰でも統一感を出すことができます。
そのためできるだけ同じメーカーの同じシリーズで統一して商品を選ぶことをおすすめします。
●必要な工具と材料
ガーデンファニチャーのDIYを行うにあたって、事前に用意しておくべき工具や材料について紹介いたします。
■必要な工具
・プラスドライバー:部品の固定に使用します。商品によって、必要大きさが異なるので様々なサイズのドライバーが一式セットになっている物がホームセンターなどに売っているので一つあると便利です。
・ハンマー:部品の固定に使用します。商品の素材や用途に合わせてゴムハンマーと金づち両方あるとよいです。
・軍手:安全にDIYを行うため、必ず軍手をはめて作業してください。
・カッター:商品の梱包を開ける際に使用します。
・六角レンチ:部品の固定に使用します。商品によっては部品と一緒についてくる場合もあります。
・スパナ:部品の固定に使用します。商品によっては部品と一緒についてくる場合もあります。
■必要な材料
ほとんどの場合、ガーデンファニチャーのDIYで用意するべき材料はメーカーの販売しているセット品のみとなります。そのため一般の方でもDIYに挑戦しやすいかと思います。
●初心者でも簡単に作れるガーデンファニチャーDIYの手順
材料と工具が揃ったら、実際に物置を組み立てていきましょう。
今回はタカショーのイスタナテラス スクエアテーブル80 IST-01T 33305900とイスタナ アームチェアー IST-05AC 33309700を例にしてご説明します。
イスタナテラス スクエアテーブル80 IST-01T 33305900
イスタナ アームチェアー IST-05AC 33309700
■イスタナテラス スクエアテーブル80の組み立て
1.部品の確認をし、種類と数を確かめてください。
イスタナテラス スクエアテーブル80には天板が1枚、脚が4本、ワッシャー8枚、スプリングワッシャー8枚、ナット8個、スパナ1本が入っています。
2.天板と脚の仮留め
天板を裏返して置き、脚と天板のボルト穴を合わせてワッシャーとスプリングワッシャーとナットをスパナを使って固定をします。(計8カ所分)
3.すべてのナットの本締めして完成
天板が地面と水平に足が垂直になっているを確認してすべてのナットを本締めします。(計8カ所分)
本締めが終わったら完成です。
■イスタナ アームチェアーの組み立て
1.部品の確認をし、種類と数を確かめてください。
イスタナ アームチェアーには背もたれ1枚、座板1枚、右アーム1本、左アーム1本、ダボ(短)2個(+予備2個)、ダボ(長)12個(+予備2個)、当て木1個、サンドペーパー2枚、木工用接着剤1個が入っています。
2.右・左アームに背もたれと座板をはめ込む
右アームをホゾ穴のある方を上にしておき、ホゾ穴に合わせて背もたれと座板をはめ込んで取り付けます。(計4カ所)
左アームもホゾ穴と背もたれ、座板のホゾ穴に合わせて取り付けます。
※ホゾ穴にはめ込む際は当て木をしてゴムハンマーでまっすぐたたいてはめ込みます。
3.アーム、背もたれ、座板をダボで固定する
ダボ(短)、ダボ(長)は凹みのある方を穴にあて、半分ぐらい入るのを確認してください。
※ダボはきつめに打ち込むように設計されています。きつすぎると感じる場合は、ダボの先端部分を金づちで軽くたたき、圧縮してください(木殺し)。
それでもダボ穴に入らない場合、軽くサンドペーパーでやすってください。
左右アームの穴に木工用接着剤を適量入れ、当て木をしながら金づちでダボ(短)、ダボ(長)を打ち込みます。
4.ガタツキが無いかを確認して完成
座面が水平に、脚が垂直になっているか、全体的にガタツキなどが無いかを確認します。
問題なければ完成です。
●苦労しやすいポイントは?
ガーデンファニチャーのDIYにおいて苦労しやすいポイントとして、以下のような内容が挙げられます。
・組み立て説明書が分かりづらい
物置やウッドデッキなどのプロ向けの商品と比べると素人にも分かりやすく記載がされていますが、それでもわかりにくい組み立て説明書があったりします。
図解で詳しく書いてある場合はよく見れば分かりますが、どうしてもわからない場合はメーカーに直接聞いて説明してもらうのも一つの手です。
・ナットの締め具合、ダボの差し込み具合が難しい
固定する際に使用するナットやダボなどの締め具合、差し込み具合が具体的どのぐらいまで締めたり差し込めばよいのかがあまり組み立て説明書には記載されていないのでその加減が難しいです。
特に木製のガーデンファニチャーを組み立てる際にはナットを強く締めすぎてしまってボルト穴にヒビが入ってしまって留められなくなってしまったり、ダボを深く差し込みすぎてしまって反対側の穴に十分に差し込めず固定が甘くなってしまったりしてします。
ですのでボルトはスパナを使わず素手で締められるところまで締めてからスパナで2~3回締めてガタツキが無ければ大丈夫ですし、ダボは基本的には半分ぐらい差し込めれば十分です。
これらのポイントも踏まえ、事前にしっかりと組み立て説明書をよく読んでから臨むことが重要です。
また、DIYに慣れていない場合はメーカーのお客様相談窓口などにアドバイスを仰いだり、経験者と一緒に作業をすることも検討してみてはいかがでしょうか。