玄関は開口部が大きく、開けた瞬間に外から家の中が見えてしまう可能性があり、プライバシーの問題はもちろん防犯面も気になるものです。
周囲の目が気になるときは、玄関前に目隠しフェンスを設置するとよいでしょう。
目隠しフェンスはサイズ、デザイン、素材がそれぞれ異なりますので、用途や目的に合わせて設置するのが大切です。
ここでは玄関前に目隠しフェンスを設置する際に注意したいポイントを4つご紹介します。
一般的な目隠しフェンスの高さは150cm前後とされていますが、玄関ポーチがある場合、低めのフェンスでも十分カバーできます。
一度道路側から自宅の玄関を見て、どのくらいの高さのフェンスがあれば目隠しになるのかしっかり計測し、必要最小限の高さに抑えるのがおすすめです。
完全目隠しタイプは名前のとおり、まったくすき間がないタイプで、周囲の視線を完全にシャットアウトできます。
ただ、そのぶん通気性が低いうえ、強風の影響をまともに受けやすいので、台風などが来ると破損するおそれがあります。
一方、ルーバータイプは羽板を斜めに並べたフェンスのことで、羽板と羽板の間にはすき間が空いています。
ここから風が抜けるので通気性が良く、暴風の影響も受けにくい仕様になっています。
すき間といってもごくわずかなものなので、完全目隠しタイプと比べて効果に遜色はありません。
玄関前に設置する場合、雨水の影響を受けやすいので、錆びにくいアルミ製のフェンスを選んだほうがよいでしょう。
そんなときは人工竹を組んだ竹垣フェンスや、木目を模した樹脂製フェンスを設置するのもおすすめです。
金属に比べて暖かみがあり、単なる目隠しではなくおしゃれなエクステリアとして活用できます。
天然素材はより深い風合いを楽しめますが、メンテナンスが大変なので、目隠しフェンスとして使う場合は人工素材のものを選んだほうが手軽です。