通勤や通学、買い物などに自転車を使っている人は多いですが、雨ざらしにしておくと劣化が早まったり、盗難に遭ったりする原因となります。
自転車置き場というと大がかりなイメージがありますが、自宅用なら簡単にDIYで設置できるので、自転車を愛用している人はぜひチャレンジしてみましょう。
今回は自宅用の自転車置き場をDIYで簡単に設置する方法を紹介します。
自宅用の自転車置き場の種類は大きく分けて4つあります。それぞれ特徴やメリットが異なるので、順番にチェックしてみましょう。
・1. 簡単にDIYで設置できる!スチール製自宅用自転車置き場
自宅用の自転車置き場で最も人気のあるタイプです。組み立てが簡単なので、DIY初心者でも短時間で設置できます。人気商品なのでサイズやデザインも複数あるのが特徴です。
・2. メリットは多いもののDIYには不向きなアルミ製自宅用自転車置き場
アルミはスチールに比べて軽く、錆びにくい性質を持っています。外観もスタイリッシュなものが多いのが魅力ですが、軽量なぶん、風などで飛ばされないよう柱をモルタルで固定する必要があります。そのため、素人が施工するのは難しく、DIYには不向きです。
・3. 特別な道具は必要ない簡易式自転車置き場
骨組みにビニール素材のシートをかぶせる簡易的な自転車置き場です。特別な道具は必要なく、短時間で組み立てられますが、そのぶん耐久性はスチール製やアルミ製より大きく劣ります。価格はリーズナブルですが、1~3年程度で買い替えるなど割り切った使い方をするのが一般的です。
・4. ラックタイプの自転車置き場
自転車の前輪をはめ込んで固定するタイプの自転車置き場です。商品によってはラックそのものに重量があるため、固定せずに使用できますが、あくまで自転車を倒れないようロックするためのものなので、他の自転車置き場と併用するのがおすすめです。
以上4つの自転車置き場を紹介しましたが、コストや施工の手軽さ、使い勝手などをトータルで考えるとスチール製自転車置き場がDIYに最も適しているといえるでしょう。
DIYで簡単に設置できる自転車置き場の種類はいくつかありますが、ここでは一番人気のある屋根と囲い付きタイプの設置方法を紹介します。
・1. 土台と支柱を組み立てる
地面を平らにならし、土台の部品を水平に設置してビスで固定します。その後、支柱を四隅に配置し、それぞれビスで取り付けます。
・2. 屋根の軸を取り付ける
支柱の前後・左右にそれぞれ桟を取り付け、ビスで固定します。その後、モヤを屋根部分の中央を渡すように取り付けます。
・3. 側面・背面パネルを組み立てる
側面と背面に銅縁を渡し、パネルの枠組みを作ります。その後、枠に合わせてパネルを取り付け、ビスで固定します。
・4. 屋根パネルと屋根カバーを取り付ける
屋根の軸とモヤに屋根パネルを乗せ、ビスで取り付けます。取り付けた屋根の前後にカバーを設置します。
・5. 支柱コーナーを補強する
屋根と支柱の境目にコーナーを取り付け、支柱の補強を行います。
スチール製自転車置き場は比較的簡単に組み立てられる仕様になっていますが、実際に作業を行う際は以下の点に注意しましょう。
・作業は必ず2人以上で行う
DIY用の自転車置き場はシンプルな造りですが、背丈ほどある部品を取り扱いますし、重量もあるので2人以上で作業を行う必要があります。無理に1人で作業しようとすると思わぬケガにつながることもあるため注意しましょう。
・インパクトドライバーなどのDIY工具は必須
スチール製自転車置き場の組み立てでは要所でビス留めを行いますが、サイズが小さいうえ、しっかりと固定しなければならないので、最低でもインパクトドライバーは必須です。インパクトドライバーはホームセンターなどで販売されているので、DIY用の自転車置き場を購入したら工具も一緒に揃えておきましょう。
スチール製自転車置き場はそれ自体に重量があるので、少々の風で倒れる心配はありません。
しかし、大きな地震や台風レベルの暴風が発生した場合は横倒れになるおそれがありますので、安全を重視するなら専門店に相談してアンカー工事を行った方がよいでしょう。