DIY用物置の価格相場
価格 |
商品数 |
0~5万円未満 |
851 |
5~10万円未満 |
1,419 |
10~15万円未満 |
1,020 |
15~20万円未満 |
1,486 |
20~25万円未満 |
1,712 |
25万円以上 |
5,000 |
DIYで物置を設置しようと考えている方へ
● 物置のサイズ選びのポイント
物置をDIYで設置する際には、まずサイズ(幅・奥行き・高さ)を決めることが重要です。最初に、物置の用途を具体的に考えましょう。例えば、園芸用品の収納、タイヤの保管、自転車置き場などです。小型の物置は園芸用品や軽量なタイヤの収納には適していますが、芝刈り機や長尺工具などの大きな物を収納する場合は、幅や奥行きだけでなく高さも考慮する必要があります。また、自転車やバイクを収納する場合は、幅と奥行きに余裕を持たせた中型以上の物置を選ぶことが、使い勝手を向上させるポイントです。
用途が決まったら、次に設置場所を検討します。設置場所の広さや形状によって物置のサイズは制限されるため、注意が必要です。さらに、安全性を確保するために、物置は必ず安定した地面に水平に設置する必要があります。土、コンクリート、砂利など、地面の状態を事前に確認しましょう。もし地面が不安定な場合(例えば傾斜地や軟弱地盤)には、コンクリート基礎や補強工事が必要になることも考慮し、余裕を持った計画を立てることが大切です。
● 必要な工具
・コンクリートブロックは物置の土台として使用されます。必要な数量は、サイズや種類(中空ブロックや中実ブロックなど)によって異なります。
・水平器:安全にDIYを行うためには、作業中に必ず水平を確認してください。
・カッター:商品を梱包から開封する際に使用します。
・スパナ:部品を固定するために使用される(ボルトを締めるための工具)。
・ドライバー:部品を固定するために使用します。電動タイプを用いると、より効率的です。
・脚立は、高さのある物置を組み立てる際に非常に便利です。
・水準器:物置を水平に設置するためには欠かせない道具です。傾いてしまうと、扉の開閉がスムーズでなくなったり、最悪の場合、倒壊の原因となることがあります。
● 必要な材料
多くの場合、DIY用の物置は、メーカーが販売しているセット品で十分に対応できます。イナバ、タクボ、ヨド、ダイケン、サンキンなどのメーカーの製品であれば、プロ仕様には及ばないものの、一般的なDIY用途には十分な品質が期待できます。
ただし、使用頻度が高い場合や重量物を収納する際には、耐久性や耐荷重を考慮した補強材料(例:追加のアンカーボルトや耐候性シーリング材)を用意しておくと安心です。
初心者でも簡単にできる物置DIYの手順
材料と工具が揃ったら、実際に物置を組み立てます。基本的な組み立ては同梱の説明書に従えば可能ですが、事前の基礎工事と安定・水平確保が重要です。
● 地面が土の場合
1. 地面を固め、できるだけ平らに整えます(転圧ローラーやタンパー使用推奨)。
2. 土の上にコンクリートブロックを設置(ブロック間隔は物置の底面積と重量に応じて調整)。
3. ブロックの水平を確認(水準器使用)。
4. 商品付属の組み立て説明書を基に、物置本体を組み立てます。
● 地面が砂利の場合
1. 砂利を敷き詰め、地面を固めて平らに整えます。
2. 土の上にコンクリートブロックを設置。
3. ブロックの水平を確認。
4. 商品付属の組み立て説明書を基に、物置本体を組み立てます。
● 地面がコンクリート・アスファルトの場合
1. 地面の傾斜を確認(水準器でチェック)。
2. 地面の上にブロックを仮置きし、モルタルで傾斜調整を行ってブロックの水平を確保。
3. 商品付属の組み立て説明書を基に、物置本体を組み立てます。
その他、DIYにおいては若干の違いがありますが、転倒防止工事(アンカー固定)を追加することで、物置の安定性をさらに向上させることができます。例えば、アンカーボルトを使用してコンクリートに固定したり、重量ブロックを追加するなどの対策が効果的です。
● 苦労しやすいポイント
基礎工事の重要性: 物置を設置する際には、地下の安定性や水平を確保することが不可欠です。これを怠ると、扉の立て付け不良や倒壊の原因となります。そのため、地面をしっかりと固め、コンクリートブロックの水平を正確に保つことが求められます。DIY初心者にとっては大きな作業となるため、初めて挑戦する方は慎重に計画を立てることが大切です。
材料の運搬について: 大型の物置を設置する際には、部品を運び入れるだけでも相当な労力が必要です。特に狭い場所での組み立てでは制約が多くなるため、作業スペースを圧迫しないように工夫することが重要です。
物置の施主支給をお考えの方へ
● 物置の施主支給とは?
物置の施主支給とは、設置を希望する依頼主(施主)が自ら物置の商品を購入し、組み立て工事のみを施工業者に依頼する方式です。この方法では、本体の組み立てだけでなく、重要な傾斜調整なども専門家に任せることができるため、DIYよりも安心・安全です。
● 適切な商品選びが必要
施主側が商品を手配する際には、後悔しないために適切なデザインや機能を持つ商品を選ぶことが重要です。デザインについては好みに応じて選ぶことができますが、周囲の建物や外構デザインとの調和を考慮することが大切です。
機能面では、収納予定のアイテムに合ったサイズを選ぶことはもちろん、降雪地域では耐雪強度、沿岸部では耐塩害性なども考慮して選定してください。また、通気性を重視する場合は換気口付きの製品を選び、オプション品のラインナップも併せて確認することをお勧めします。
施工業者との取り決めが必要
施主支給の場合、材料の手配に加えて施工業者の手配も必要です。そのため、施工費の見積もりや依頼内容の打ち合わせを行い、双方が円滑に意思疎通できるような取り決めをすることが重要です。
● 見積もりと施工の依頼方法
施工業者を手配するためには、まず見積もりを依頼することが重要です。地元の工務店やインターネット上の職人マッチングサイトを利用して、業者を探してみると良いでしょう。見積もりの内容に、工事価格や保証内容、工事日程などが含まれており、それに納得できたら、施工業者と契約を結び、工事を依頼します。
● 施工業者との取り決めのポイント
施工業者の選定や契約に失敗すると、予期しないトラブルを引き起こす可能性があります。以下のポイントに留意し、慎重に計画を進めていきましょう。
● 業者選びのポイント
・施主支給による物置工事の実績があるかどうかを確認します。
・施工を依頼する前に、実際に利用した人の口コミや評価を確認することが重要です。
・金額だけでなく、保証やアフターサービスの内容も確認することが重要です。
・見積もりの詳細を確認し、追加費用が発生する可能性についても調査します。
・複数の業者を比較検討し、価格や提案内容、連絡のしやすさなどを総合的に評価します。
● 取り決めをスムーズに進めるポイント
・希望する内容や予算など、曖昧な条件を明確に伝えることが重要です。
・プランに不安がある場合は、相談し、解決策を提案してもらいましょう。
・見積もりの詳細や提案内容について、わかりやすく説明していただけますか。
・工事のスケジュールや施工方法についても、打ち合わせを行います。
・工事中のトラブル対応やアフターフォローについても確認を行います。